ITと魔法…?

この手の仕事をしていると、そうでない普通の企業に勤める知人や親戚からはよく「すごいね、何でもできるんでしょ?」というような言われ方をされます。特にそれが顕著なのが中高年層、ま、要はITのことをよく知らない親戚のおっちゃんおばちゃんらなんですけど。

そういう方々から見たらIT技術というのは夢のような技術なわけでして、「時をかける少女」って映画でありましたよね?昭和中期の若者に携帯電話なんかを見せて「これが未来の技術よ」みたいな。
そんな感覚でしょうかね。

しかし皆さんご存知の通り、実際はそんなことはないわけで。それなりのルールや理論があって初めて成り立っているものなわけです。決して夢のような技術ではないわけですよね。

とはいえ、夢の持てる技術であることも確かです。ここ数十年の進化の仕方を見ていると、本当に何でもできるようになるんじゃないかという錯覚さえ起こすこともあります。
技術分野の比較的先の方にいる私がこんな物言いをするのはおかしいかもしれませんが、魔法ってありますよね。それもそれなりの理論や技術体系に基づいていて、科学が進めば同じ部分で立証できる、という話もあります。ITがそうかと言われればわかりませんが、もしかしたらそうかもしれない、と思うと何だか夢が膨らみませんか?

理論とプログラムという現実そのもののようなものの中で普段生きていますから、少しぐらいそういう夢のある話と言いますか、そんなものを持っていてもいいのかな、と思います。というか、それがないと今日の発展ってのはなかったでしょうしね。ちょっとぐらいは遊び心、です。

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